2011.10.19
嵯峨野散策2:愛宕念仏寺
実は、お地蔵さんが好きです。
それはやっと言葉が話せるようになったころからでしょうか。母の買い物についていっては「おがむー、おがむー」と寄り道をねだり、田んぼのあぜ道に祀られているお地蔵さんに向かって小さな手を合わせていたらしいのです。
お地蔵さんに限らず、道祖神、埴輪、キクラデスの石像(私が方々でアイコンに使っているモノもこの一種)も好きなのです。
で、今回訪れたのは愛宕(おたぎ)念仏寺。
お地蔵さんではないのですが、素朴な羅漢さんたちがひしめき合っていると聞いて、どうしても行ってみたくなったのです。
像自体は昭和56年の発願以降とのことで、何世紀も経ている訳ではないのですが、それでも苔むした群像は、なかなか味わい深いものがありました。
沢山の石像を見続けていると、傍らの石まで何かの顔に見えてきてしまいました。(^_^;
こちらは本堂。
訪れた時、ちょうど中から読経の声が響いてきました。2、3人の男性の声。
聲明のような趣もあります。
夕暮れの山寺。祈りの声に聞き入ること、しばし。