akiyo.jp

2008.8.30

海辺の廃墟で

髪を切られた。
夢の中で。

静かな白い空間だった。
華やかだった時代もあったのだろうか?
ゆったりと天井の高い広い部屋。

でも、どこか雑然としている。
埃っぽくはない。
生命を感じない空虚な場所。

海が見える。
波の音は聞こえない。

聞こえるのはハサミの音。
何かを確かめるように、ゆっくりと。

ハサミを持つ人の印象は散漫。
男だったのか?
女だったのか?
そもそも「人」だったのか?
穏やかな雰囲気だけは覚えている。

部屋には鏡はない。
白い空間に私の髪が散らばっていく。

誰かが来るのを恐れていた。
その場の均衡が崩れてしまうからだろうか。
時が動き出してしまうからだろうか。

差し込む光は柔らかだった。

コメント

  1. kyo

    2008.9.3 15:41

    私のみる夢は食べ物のことや妄想系・願望系が多く・・・(-_-;)
    akiyoさんは詩的な夢を見たんですね。
    素敵です!
    ところで、「暗闇の記憶」のコンセプトをたったいま偶然併せてみたのですが、そこに「思い出すもの」とありますよね? その言葉を見た瞬間に思ったことがあります。
    以下、a mon avis…(笑)
    もしこの夢に出てくる「白い空間」が、「白い闇」だとするならば、暗中模索の必要のない感覚が漂っているはず。
    言い換えれば思い出す必要のない明白なものが存在していて、この夢を見た人は、それに気がついているのに・・・。「でも・・・あと一歩が…」と思っているのかも知れない。という印象を(勝手に!)受けました。
    あくまで a mon avis !
    a bientot !

  2. ike

    2008.9.3 21:28

    kyoさん、コメントありがとう!!(^o^)
    いやぁ、私は基本的には「超・熟睡系」なので、夢をほとんど見ないのよ。あるいは、見ても覚えていないとか・・・。(汗)
    > 暗中模索の必要のない感覚
    あ、ナルホド〜。考えてなかったな。
    もしくは、あまりに眩しくて何も見えなかったり・・・?
    夢ではそんな感じではなかった気がするのですが。(^_^;
    > 思い出す必要のない明白なものが存在していて、この夢を見た人は、それに気がついているのに・・・。
    うーん、どうなんでしょ?(^_^;
    視線を移すと、何かがあったのかな?
    夢って、何かの心理状態の現れなんて話もあるし、面白いですね〜。
    kyoさんも、面白い夢を見たら教えてね。
    à bientôt ! (^_-)-☆

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