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2007.6.3

百科地図

百科地図(2001年)
http://www.akiyo.jp/100map/

身体の一部の細胞が
他のすべての情報を持つように
地球の一部に注目すると
森羅万象があらわれる

地図は百科事典の
インデックスとなる  

 『百科地図』序文より

例えば、髪の毛の細胞は「自分は髪の毛だ」という認識のもとに「髪の毛」の役割を果たしています。それでも、他の部分の遺伝子情報も持っているのです。それと同様に、地球の一部のある地域でも、地球上のあらゆる情報を持っていると仮定してみました。

実際に文化交流が凄まじい勢いで行われている昨今、別の土地で育まれてきた文化は粘土細工のように世界中のあらゆるところにくっつけられて増殖しているように感じます。それは物理的なものだけでなく、思考についても同様でしょう。ますます部分から全体を見ることができそうです。そんな考えをもとに、地図をインデックスとした百科事典のようなものを作ってみました。

ところで百科事典とは?今では百科事典といえば、ホコリっぽい過去の知識の蓄積と事後報告という感じですが、昔は違ったはずです。まだ、世界に未知の部分が広範囲に残っていたころ、百科事典は「アヤシゲかもしれないけど、面白そうなもの」の集大成だったのではないでしょうか。肉食獣にしか見えない象が出て来たり、怪獣系の鯨が出て来たり。

多くの情報が氾濫する現代では「なんだかよくわからないもの」は、ほとんどなくなって来ているようにも思われます。しかし、ごくごく身近なものでもちょっと見方を変えてみてみると、不思議なものに見えてくるのです。「枯れ尾花」を「幽霊」に見立ててみるという訳です。『百科地図』ではそれらを集めてみました。目指すところは昔の百科事典のような、アヤシゲかもしれないけどワクワクするような雰囲気です。

▼追記ここから

「百科地図」は当時(2001年)いっしょに仕事をさせていただくことがあった近藤勇一氏にもフィールドワークとテキストで手伝っていただいて(巻き込んで?:苦笑)作りました。
まとめたかった時期が梅雨時ということもあり、なんだかドンヨリした写真が多いです。でも雰囲気にはあってたかも?

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