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2007.3.9

ファンタジーの断片

小中学生のころはファンタジーが大好きな子供でした。他にもいろんな本を読んでいた気がしますが。

そんな中からタイトルも文脈も忘れてしまったけど、未だに印象の残っている断片的なイメージを拾ってみたいと思います。

■髪の毛の結び目
ここからが正念場。ボクは髪の毛の結び目がほどけていないか確認した。

髪の毛に結び目を作ると姿が消えるのそうです。
でも「結い目の残らないくらいしなやかな髪」の人は一瞬で姿が現れてしまいそうですが。(笑)

■妖精にミルク
コップ一杯のミルクを窓際においておく。この家に住む妖精のために。

いかにもヨーロッパ的な習慣ですが、日本の戦時中、自分たちの食べるモノもままならない時に、妖精(小人だったかもしれない)との交感を深めた女の子の物語、大好きでした。

■赤道を掃除する男
地平線まで続く白いラインをホウキで掃除している男。
「オレがこうして砂ボコリを払っておかないと、赤道がどこにあるか分からなくなっちまうだろ?!」

■市松模様の女の子
月夜の晩、女の子がすすり泣く声がする。
声のする方向を見上げると、市松模様の肌を持つ女の子が木の枝に座ってで泣いていた。
白と黒の両親から生まれた不思議な女の子。

■11月31日の夜
「え?アンタのパパはゴンブリッジ大学の出なのかい?」
「スゴイね!そりゃぁ、魔法の名門だよ!」

「違うって?ケンブリッジ?」
「細かいこと気にするんじゃないよ。単なる発音の違いだよ」
「それなら当然、11月31日の夜にはグッケンの山に行くんだろ?」
「知らないのかい?世界中の魔法使いが集まってくるんだよ」

■“星”
「念のため聞くけど、今って何年?」
「18**年よ。なんでそんなこときくの?」
「え・・・。(たしか19**年だったはずなのに)」

「アナタのママ、素敵。まるで映画のスターみたい」
「“星”みたい、なんて綺麗な表現ね」

* * *

他にもいろいろあるはずなのですが・・・。
いざ書き出してみると、なかなか思い出せないモノですね。

エピソードではありませんが、ファンタジーの本の見返しに載ってる「架空地図」が大好きでした。