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2006.8.31

想像力強化企画:偶発辞書

用意するもの:
一冊の辞書。ここでは手元にある『新明解国語辞典 第四版』を使用。

方法:
上記辞書を適当に「ぱっ」と開く。この時、パラパラとめくって適当に止めても、いきなり適当にページを開いてもかまわないものとする。その中から任意の言葉を一つ選ぶ。何を選ぶかは、その時の気分。選んだ言葉から「何か」を発想して文章化する。

* * *

昔、某出版社の入社試験で3つくらいの言葉を与えられて、それらを含んだコラムを書け、というモノがあると聞いたことがあるんです。なんだか面白そうだなぁ、と思いました。

キーワードは3つくらいあると楽かもしれませんが、とりあえず、辞書のある見開きページから一つ言葉を選ぶというやり方で。

表現形態を文章に限定したのは、「逃げ」ることができないからです。

他の表現形態、たとえば音やカタチで表現しようとした場合は、言葉から変容させていく段階で、一旦課題として選んだ言葉から解放されて抽象化していくこともできます。

しかし「言葉から言葉」の場合、同じ次元の表現形態である以上、常に意識する制約があると思うのです。