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2005.8.22

リエゾンとコンニャク

フランス語が厄介な理由の一つにその単語の読み方の変化、というものがあります。具体的には「リエゾン」「アンシェヌマン」「エリジオン」という名前のついた法則です。

例えば。
Vous aves une auto?
「車を持っていますか?」という文章。
単語で読むと「ヴ」「アヴェ」「ユヌ」「オート」という言葉が、文章としてつながると「ヴザヴェユノート」という具合にズルズルっと混ざり合ってしまうのです。

ま、これはフランス語に限らず、他の言葉でもあることです。英語だったら「in a box」を「イン・ア・ボックス」ではなく「イナボックス」というように読んだり、岡山弁だったら「ワシはね」が「わしゃーのォ」になったり。(ああ、ローカルな例え!)

それにしても何にしても。前後の言葉で混ざり方が変わってくるので、初心者としては、かなーり混乱してしまうのです。

でもね。コレって筑前煮のコンニャクに似てるかも?って思ったんです。煮物に入れるコンニャクは、味がしみやすいように手でちぎったりするものですが、なーんとなくフランス語の単語も「お互いに味がしみてる」と思えば暖かい目で見守れるような気もしてきます。

ロンドンのセントラル・パークだっけ?腐ったり痛んだりした木の枝を落とす時に、ノコギリでスパっと切った断面には微生物が繁殖しにくいので、軍隊が実習を兼ねて(!)ダイナマイトで破壊するそうです。そうすることによって、微生物が発生し、虫が住み着き、小鳥もやってくる、という食物連鎖が生まれやすくなるとか。これも「混ざりやすく」した例と言えなくもないかもしれません。

グラフィックスで言えば、グラデーションのようなものです。
映像で言えば、モーフィングのようなものです。
音でいえば、クロスフェードのようなものです。

・・・と、あの手この手でポジティブに考えようとしてみたワケですが、やっぱり。

むーずーかーしーい!(@_@;)

【今日の気になったニュース】
いきなり新コーナーを作ってみました。(^_^;) あまり重要ではないかもしれないけど、個人的に好きなニュースをピックアップしてみようと思います。でも、きっと不定期。

ベトナムで「世界一美しい洞窟」が発見される
世界一かぁ!どんな感じでウツクシイんだろ?いまだに発見されていなかった洞窟があるってのも驚きです。ベトナムも行ってみたいなぁ〜!