2004.11.7
クラッシック・ロシア系
上手な話し手のオハコ話と似ているなぁ、と思うんです。
なんとなく。
バレー音楽が得意な風土もあると思うのですが、
なんともドラマティック。
これでもか!というくらい。
さらに、あれだけ広い地域の文化圏を形成しているだけあって
民族色の強いモチーフにも事欠きません。
「ベタだなぁ」と苦笑してしまうこともしばしば。
シツコイくらい引っ張って、膨らまして、タタミかける。
それでも。
いつも同じところで「やっぱり、このフレーズだよなぁ」とか
「この音の重ね方、いいよなぁ」とか
思わずホホがゆるんでしまうのです。
私は落語は聞かないのですが、
きっと「いつも同じところで笑ってしまう」
という感覚は似ているかもしれません。
落語でなくても、
テレビで語る芸人さんの話でも
話上手な友人の話でも、
展開がわかっていながら
あえて何度も同じ手に引っかかって楽しむ感じ。
もうすぐ冬。
高カロリーなロシアのクラッシックが聴きたくなる季節です。