カテゴリー:思考の断片
2004.6.6
葉っぱ
葉脈を見るのが好きです。
端正に「すー」っとまっすぐにのびているもの。
それぞれの細胞の主張とせめぎあいの結果
複雑な模様を描き出しているもの。
生き生きした緑の葉も良いのですが
筋だけになった枯葉もまた味があります。
葉っぱではないのですが
ほおずきの外側の部分が
スカスカの筋だけになっても
まだ外形を保っているものとか。
スカスカになってしまった筋だけの葉っぱは
ゴシック建築を思わせるものがあります。
生きている葉っぱでも針葉樹はゴシック、
広葉樹はロマネスクを感じます。
ゴシックには死のイメージがつきまといます。
死、自体ではないにしろ、死と生と向き合う緊張感。
それに対して、ロマネスクには生を謳歌している感じがあります。
生きていくのが大変な寒い地域の針葉樹、
すごしやすい暖かい地域の広葉樹、というのも
なんとなく、その関連と合致します。
針葉樹と広葉樹。
ゴシックとロマネスク。
セサミストリートでいえば
バート君とアーニー君?
2004.5.24
サハリンとサバンナ
子供の頃、
なんとなく「サハリン」と「サバンナ」を
混同してたころがありました。
サバンナはサバンナだったのですが
サハリンもサバンナだと思ってたのです。
「北の方に行くから普通のサバンナよりも
少しだけ寒いサバンナなのかもしれない」
少しだけ毛の長いゾウがいるのかもしれない
少しだけ毛の長いライオンもいるのかもしれない
少しだけ毛の長いキリンもいるのかもしれない
もしかしたらそれは
「カムチャツカの若者が見た夢」のせいだったのかもしれません。