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2005.7.11

感覚浮遊感

音楽を聞いている時。絵を見ている時。
かなり集中している時には、その作品を感じるための機能だけが、宙に浮いているように錯覚する時がある。目だけ、あるいは耳だけ、といったように。

「物を持っている」とか「立っている」という感覚はない。呼吸をしていることも忘れてしまいそうになる。逆に、どう息を吸っていいかわからなくなって窒息しそうになったこともある・・・かな?

ふと、思った。
街行く人々の、意識的に使っている感覚だけが視覚化されたら?

おしゃべりする、口、くち、クチ。
きょろきょろと動く目。

そのうち、ぬうっと手がのびる。

・・・妙なものを想像してしまいました。

【旧 Short Tripより 1999.12.03】