akiyo.jp

2004.12.22

におい

昔、外国のお土産をもらった時
なんとなく「外国のにおい」がする気がしていた。

お土産そのもののにおいもあったと思う。
でも、ラッピングの紙や
何気ない袋からも「外国のにおい」は感じられた。

* * *

「におい」とひらがなで書くと
良いにおいの方が多い気がする。
「ニオイ」とカタカナで書くと
悪いニオイの方が多い気がする。
「臭い」と漢字で書くと
圧倒的に悪い臭いを指す気がしてしまう。

「香り」と書くと、ちょっと人工的なもの、
あるいは意図的なものを感じてしまう。

いや、ただの偏見なんだけど。

* * *

日本人は比較的、
強いにおいを好まないと言われているようだ。

以前、アキさんとチャットしている時に
外国人と日本人のにおい(もしくは香り)の好みの話になった。

「こっちではね、柔軟剤の香りを選んで、
洗濯物にもしっかりつけるのが優秀な主婦なんだよ!」
(アキさん、ニュアンスが違ってたらゴメンね)

日本では「外からのニオイがつかない柔軟剤」というものも
市販されている。
かく言う私も愛用している。

「文化の違いだねぇ」「ホントだねぇ」

* * *

香水など、身体にまとわせる香りも
日本人はあまり強いものを好まないような気がする。

現に私もあまり強い香りは苦手だ。
電車などで近くに香りの強い人がいると
避けて別の場所に移動するくらい苦手。

苦手と言いつつも、憧れる部分もある。
「大人」を感じるからだろうか。
お酒を飲むことに憧れる下戸の人、みたいなものかもしれない。

* * *

「においが苦手」と言っても、やはり食べ物のにおいは別。
美味しそうなにおいは大好き!

トウキビを蒸すにおい
サツマイモをふかすにおい
肉の焼けるにおい
チーズの溶けるにおい

カレーのにおい
シチューのにおい
筑前煮のにおい
さばの味噌煮のにおい

日本人なら忘れちゃいけない、
ご飯の炊きあがるにおい!