2004.6.6
葉っぱ
葉脈を見るのが好きです。
端正に「すー」っとまっすぐにのびているもの。
それぞれの細胞の主張とせめぎあいの結果
複雑な模様を描き出しているもの。
生き生きした緑の葉も良いのですが
筋だけになった枯葉もまた味があります。
葉っぱではないのですが
ほおずきの外側の部分が
スカスカの筋だけになっても
まだ外形を保っているものとか。
スカスカになってしまった筋だけの葉っぱは
ゴシック建築を思わせるものがあります。
生きている葉っぱでも針葉樹はゴシック、
広葉樹はロマネスクを感じます。
ゴシックには死のイメージがつきまといます。
死、自体ではないにしろ、死と生と向き合う緊張感。
それに対して、ロマネスクには生を謳歌している感じがあります。
生きていくのが大変な寒い地域の針葉樹、
すごしやすい暖かい地域の広葉樹、というのも
なんとなく、その関連と合致します。
針葉樹と広葉樹。
ゴシックとロマネスク。
セサミストリートでいえば
バート君とアーニー君?